~結江の婚約~
深守「結江がお嫁に行ってしまうわ;;;; だけど阿希ちゃんは顔がいいので許します」
阿希「これは良いってことですか」
結望「…いつもこうなの。大丈夫よ」
結江「父上、面倒臭いのよね…」
深守「聞いた結望、これは反抗期ね」
結望「ええ…そうね」(それが面倒臭いってことよ…深守…)
結望「阿希くんは結江のどこに惹かれているのかしら…?」
阿希「!?!?!?」
結望「ふふっ顔真っ赤ね」
結江「母上、阿希をいじめないで」
結望「なんか、こうやって娘を送れるのが嬉しくなっちゃって…つい」
深守「わかる、ほんと、わかるわ…ウッ」
結望(号泣し始めちゃった…)
~構って①~
深守「結望~~~!!(ドタドタドタ)」
結望「なんでしょう…?」
深守「今日もかわいい、好き」
結望「………はい」
深守「深雪聞いて…最近母上の反応が薄いの」
深雪「…………」
結望「もう、深雪に愚痴らないの…! ごめんね深雪」
深雪「…まだ三回目だから、大丈夫」
結望「あぁ……」
~構って②~
深守「結望、構ってちょうだい」
結望「めっ、ですよ深守」
深守「は~…そういうところもカワイイのよね。カワイイって罪だわ」
結望「もう……いくら褒めたって何も出せません…」
深守「臥所行―」
結望「行きません…!」
~好きな食べ物①~
深守「好きな食べ物ねぇ…。アタシはゆ――」
結望「それは違うと思う」
深守「いいじゃないのよっ!」
結望「…だめ、です」
深守「……そうよね…。アタシは基本、ご飯を食べなくても生きていけるからねぇ。でも強いて言うなら結望の作った味噌汁ね」
深守「ゆn」
結望「だめっ」
深守「んんっんっんん!!(ゆのっがっすき!!)」
昂枝「変態狐だ」
折成「きもっ」
深守「きぃー!!!!」
昂枝「やーいヘンタ~イ(棒読み)」
深守「むっつりスケベのアンタに言われたくないわよ」
昂枝「馬鹿野郎が」
深守「そこは否定しなさいよ」
昂枝「俺も結望の味噌汁は好きだな」
深守「後出しに説得力はありません!」
昂枝「いいじゃねぇかよあいつの作る飯は全部美味いんだよ」
深守「っ…わかる……わかるわ……本当に、普通のご飯なのにとんでもなく美味よね」
昂枝「毎日噛み締めてるのは知ってる」
~好きな食べ物②~
結望「深守にお味噌汁が好きって言われて、嬉しくて、少しだけ多めに…作っちゃった…。一応材料の許可は貰っているから大丈夫だけど…私って単純過ぎるかしら――」
深守「結望、洗濯物畳み終わったわよ~」
結望「あ、深守…」
深守「ふふふ今日も美味しそうね」
結望「あ、あの…お味噌汁……」
深守「味噌汁…? もしかして沢山作ったのかい?」
結望「……! そう、なの…えっと…」
深守「なんてこと…これが𝑩𝑰𝑮 𝑳𝑶𝑽𝑬…ってやつね」
結望「よ、よく分からないですが、深守が嬉しそうでよかったです」
深守「ご飯前にちゅしたい」
結望「それはダメです」
~深結~
※ちょっとだけ注意※
深守「結望、ずっと子供が欲しいって言ってたけど…、意味はちゃんとわかって言っているのよね…?」
結望「……わかってます」
深守「なら、アタシも今夜は男にならないといけないわね。――ねぇ結望。アタシ、ずっとアンタのこと好きな気持ちは変わらないけれど、アンタを実の子のように見ていたこともあったの。だからね、こうして、結望がアタシを人生の相手に選んでくれた時に…どうしたらいいのか少しだけ迷っちまったんだ」
結望「……」
深守「だけど、アタシもアンタだから好きで好きでたまらないんだって気づいた時に、この気持ちはきっと…そういうことなんだって…」
結望「深守…」
深守「結望、アタシは永遠にアンタだけを愛してる。アンタの為だけに生き続けるわ」
結望「私も…深守のことを愛しています。ずっと、ずっと…」
―――。
深守「結望ったらとっっってもかわいくてよかったわ」
結望(普段優しいのに全然優しくなかった…やっぱり男の人なのね…)